子供のわがままへの対処法。子供の言うことは基本、聞かない。
いや、子供の言うことには耳を傾けてください。めちゃめちゃ聞いてあげてください。目を見て、うなずいて、うんうん、そうだね、それであなたはどのように考えた?そうかそうか。
で、子供はこれだけで十分です。自分の気持ちを受け止めてもらえた、話を聞いてもらえた!という感覚だけで、しっかりと自己肯定感は生まれます。
ここで重要なのが、あれやってこれやって的な、子供からの要求には、びた一文応えないのが基本です。ここは親の腕の見せ所です。
短期的に見て一番楽なのは、子供の言うことをすぐに聞いて、親の力で実現させてあげることです。子供が思いつきで、何も考えずにしたいといったことを実現することです。ジュース飲みたい、おもちゃが欲しい、家に帰りたい、歩きたくない。実現してあげるとすぐに大人しくなりますからね。でも、これではダメです。なぜなら、その子の思考、成長はそこで止まるからです。
ジュース飲みたくてもお水にしましょう。おもちゃはあるもので、違った遊び方を工夫させましょう。まだ家に帰るタイミングでない時は、その場で何か面白いものを一緒に見つけましょう。そして、いつでも自分の足で歩かせましょう。
長期的にはこれが一番楽です。なぜなら、自分で何かを見つけるクセがついた子、自分の力で問題を解決できる子は、いい人生を勝手に見つけて歩んでくれるからです。あとから親が手取り足取り、道を示してやることはできません。子供はすでに、親からすれば30年先の時代を生きているからです。なので、どうすれば子供が自ら工夫できる子になるのか、どうすれば自分の足でしっかり歩ける子になるのか。
親はここだけにフォーカスしてください。それだけで十分です。